小学校を卒業して中学生になると、オシャレな友達も増え、新たに自分のファッションやスタイルを探りたくなるもの。
ヘアスタイルや持ち物を意識するようになりますが、その1つとしてピアスに興味を持つ人も少なくありません。
しかし、日本においては、ピアスをあけることは、校則違反になることが多く、また身体への影響や将来に対する不安も伴ってきます。
なぜ多くの中学校でピアスが禁止されているのか、そして、その背景にはどのような理由があるのか不思議に思う人も多いはず。
そこで今回の記事では、
- 中学生がピアスをあけたらダメな理由(デメリット)
- 親が反対する理由
- 校則で禁止される理由
- 中学生でピアスをあけるメリット
- ピアスをあけることに替わる自己表現
についてみていきます。
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中学生がピアスをしたらダメな理由
中学生がピアスに興味を持ちはじめるのは自然なこと。
おしゃれを楽しみたい、自分らしさを表現したい、という想いの表れですよね。
中学生がピアスをするのには、ダメと言われる理由がきちんとあるんです。
学校の校則で禁止されている
多くの中学校は、校則でピアスの着用を禁止しています。
校則は一見堅苦しいように感じるのですが、多くの生徒が過ごす学校生活を円滑にし、生徒同士のトラブルを避けるために設けられているもの。
ピアスをして校則に違反すると、先生から注意されたり、学校生活では自分だけでなく、場合によっては他人にも影響を及ぼすことも。
学校は勉強だけでなく、集団や社会のルールを学ぶ場所でもあるのよ。
なので、校則を守ることは、当然ですがとても大切になってきます。
身体への影響
まだまだ絶賛成長期の中学生。
この時期にピアスの穴を開けると、感染症のリスクが高まったり、アレルギー反応を起こす可能性があります。
また、ピアスの穴がうまく治らないことで、将来的に皮膚のトラブルに悩まされることも。
自分の身体を大切にするためにも、ピアスは高校を卒業してから考えるのがオススメ。
たかが耳たぶ、と思うかもしれないけど、ご両親が下さった自分の身体を大切にしてあげてね。
心理的な影響
ピアスをすることで、「大人っぽく見られたい」「友達と同じでいたい」という気持ちがあるかもしれません。
しかし、ピアスをすることで周りからの注目を浴び、時にプレッシャーになることも。
また、ピアスをすることで友達や先生との関係が変わってしまう可能性もあります。
自分の心が健全に成長するためにも、外見だけでなく内面を磨くことにも目を向けてみましょう。
先生から目をつけられるし、良くも悪くも付き合う友達が変わってくるわ。もしかしたら素行不良のお兄さんから声をかけられてしまうことも。
将来への影響
中学生のうちにピアスの穴を開けると、将来的に就職やバイトをする際に影響が出ることがあります。
特に、接客業や医療系などではピアスが禁止されている場合が多く、ピアスを着けていなくても、ピアスの穴が目立つと不利になることも。
自分の将来に選択肢を広げておくためにも、ピアスは慎重に考えるべき。
ピアスそのものが悪いのではなく、ピアスの穴をあけてピアスをしていた、という行動とタイミングが時にネガティブな印象になることも。
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中学生がピアスをすると親が反対するのはなぜ?
ピアスが原因で親と意見が合わないことも実は、少なくありません。
では、なぜ多くの親が中学生のピアスに反対するのでしょうか。
親の捉える学校の校則
世の親御さんは、学校のルール、ひいては社会のルールを守ることの大切さを教えたい、意識してほしいと思っています。
校則を守るということは、社会に出たときの練習なのよね。
もちろん、中には、大切な我が子がピアスで校則違反して「先生に大目玉を食らった、可哀想」と思う親御さんも多少はいらっしゃるかもしれません。
でも、何より学業が本分の学生が、学校生活に支障をきたすことを心配しているんですよ。
親が想う我が子への身体への影響
中学生は女子も男子も成長真っ盛り。
健康な体が作られている時にピアスの穴を開けると、感染症のリスクは当然ながら、金属アレルギー反応など、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
親御さんは、そんなリスクを避けて、みなさんの健康を守りたいとも考えています。
親は、我が子には元気に健康に育ってほしいと願うものなの。
親が心配する将来への影響
ピアスの穴は一度開けると、なかなか元には戻りません。
将来的に高校受験や大学受験、そして就職活動などで、ピアスの穴がネガティブな影響を与えることもあります。
親御さんは、そのネガティブな影響で将来の選択肢を狭めてほしくないと考えているんです。
たかがピアス、されどピアス。あなどれないのよ。
親だからこその心配からくる愛情
何より、親御さんのピアスに対する反対は、概してみなさんへの深い愛情があるからこそ。
ピアスをすることでトラブルに巻き込まれたり、身体に何かあったりすることを、ただただ心配しているものなんです。
親御さんは、みなさんが安全で健康でいてほしいと切に願っているのであって、決してみなさんの自由を制限したいわけではありません。
うっとおしく感じることもあるかも。だけど、あなたより30年くらい先を行っている、気をつけるべき愛情のアドバイスだと思って聞くことを勧めておくわ。
中学生がピアスをすることを校則で禁止する理由は?
ここまでによく出てきた「校則で禁止されている」から。
では、なぜ多くの中学校でピアスが禁止されているのか、その理由についてみてみましょう。
ピアスをしたいと思う気持ちもわかりますが、校則で禁止されているのには、ちゃんとした理由があるんですよ。
平等な学習環境の確保
義務教育である中学校は、みんなが平等に学び、そして成長する場所。
ピアスや染髪、その他のアクセサリーを自由につけることが許されると、見た目による差別やいじめが起こる可能性が十二分にあります。
みんなが同じルールのもとで学ぶことで、誰もが安心して学校生活を送ることができるようになっています。
安全の確保
体育の授業や部活動中にピアスをしていると、怪我のリスクが高まります。
たとえば、ボールが当たったり、他の生徒とぶつかったりした時に、ピアスが原因で耳を大きく傷つけてしまうこともゼロではありません。
みんなの安全を守るためというのもあるのよ。
勉学に集中するため
中学生の時期は、勉強に集中し、自分の将来について考え始める大切な時期。
ピアスをはじめとする個性的なファッションに気を取られると、学習に対する集中力が散漫になりがち。
学習に集中しやすい環境を作っているのよ。
社会のルールを学ぶため
社会には、様々なルールがあります。
学校の校則もその一つで、社会に出た時に守るべきルールを学ぶためのもの。
ピアスに限らず、校則を守ることで、社会で生きていく上で必要な、ルールを守るという大切なことを学べるようになってるのよ。
中学生でピアスをあけるメリットは?
では「ピアス」について、少し違った角度から考えてみましょう。
多くの中学校では、ピアスは校則で禁止されていますが、そこであえて逆に「中学生でピアスをあけるメリットは何か?」という切り口で見ていきましょう。
自己表現の1つ
ピアスは、自分の個性やスタイルを表現する方法の1つ。
中学生になると、勉強だけでなく、自分自身をどう見せたいか、どうありたいかについて、漠然と考え始めます。
ピアスをすることで、自分らしさを表現することは、自己の確立の一歩ともなります。
コミュニケーションのきっかけ
ピアスは、同じ趣味や興味を持つ友達を作るきっかけになることも。
おしゃれに興味がある人同士で、アクセサリーやファッションについて話すことは、新たな友達の輪を広げていくチャンスでもあるわけです。
責任感の育成
ピアスをするということは、それに伴うケアや管理も必要になります。
自分の身体に直接関わることなので、特に穴をあけてしばらくは、適宜消毒をしたり、清潔に保たないといけません。
また、何かしらトラブルが起きた時の対処など、責任感を持って行動することが求められます。
自己管理能力を養って高める機会にもなり得ます。
他の自己表現の方法を考えてみる
ピアスは自己表現の一つの方法ですが、中学生のうちはデメリットが伴うことも多いです。
だけど、おしゃれを楽しむ方法は何もピアスだけではありません。
ピアスの代わりに、イヤリングもアリよ。最近のイヤリングは、イヤリングとわかりにくいものも多いわ。
アクセサリーや服装、ヘアスタイルなど、校則の範囲内で自分を表現する方法を見つけてみましょう。
また自己表現という側面から考えるなら、他の自己表現を探すのもアリなので、一部を紹介しますね。
アートやクラフト
絵画、スケッチ、工芸品など、アートは感情を表現する強力な手段。
アートといえるものを習ってみたり、部活で芸術系にはいるのもいいかもしれませんね。
音楽
楽器を演奏することや歌うことも自己表現の1つ。
楽器を学ぶ、バンドに参加するなどして、自分の感情を音楽を通じて伝えることができます。
日記をつける
日記は、自分の考えや感情を紙に書き留めます。
感情を整理することもでき、将来的には感情のコントロールにも役立ちます。
スポーツや身体活動
特定のスポーツに情熱を傾けることで、ストレスを解消することもできます。
例えば、ダンスは、一口にダンスといえど、ジャンルは幅広いので、幅広い表現も可能。
SNSとビデオ制作
SNSでのやビデオ制作は、現代の若者にとって人気のある自己表現の手段の1つです。
ただし、中学生であれば、すべて自分でできるかもしれませんが、安全な環境と親の監督のもとで行うことをお勧めします。
最近は小学生でもTikTokに投稿したりするそうだけど、何があるかわからないので、きちんとご両親と話をしながら進めることよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、中学生のピアスに対して親が反対する理由、校則で禁止される理由などについて深く掘り下げてきました。
ピアスは一見単なるファッションの一部に見えますが、その背後には考えるべきことが多く含まれているのも事実。
ピアスは、将来楽しむことができる時はやってきます。
だけど、早々と中学生時代に穴をあけてしまった場合の将来は、選択肢が狭まり、楽しめなくなるかもしれません。
ピアスをあける以外にも、自分自身を表現し、成長する方法は多岐にわたります。
自分らしさを大切にしながら、さまざまな自己表現を探求し、その過程で見つけた新しい自分を、ぜひ楽しんでくださいね。